子供の偏食は原因がある?子どもの偏食の改善策とは
せっかく作ったのに食事を食べてくれない…。子供の偏食はママの頭を悩ませますね。
特に特定の食べ物しか口にしない時は、「栄養バランスは大丈夫?」「わがままにならない?」と心配になってしまいます。
そこで今回は、子供の偏食の原因と偏食の改善策について紹介したいと思います。
子供の偏食の原因とは?
子供の偏食は、いろいろな原因が考えられます。
親が工夫して改善できるケースもあれば、医師に相談するべきケースもあります。ママがしっかり偏食のチェックをして、原因を見極めることが肝心です。
食べず嫌い
子供の偏食の原因で最も多いのが、食べず嫌いです。食べたことのない食材や料理は、子供の警戒心を高めます。
特に緑色の食べ物は、『まだ完熟していない』と人間の本能を呼び起こさせ、拒否するケースもあるようです。
環境が原因
毎日の食生活が偏食の原因になっている場合もあります。
「子供が喜ぶから」「どうせ食べない」と、レトルト食品やファーストフードの味の濃い食品をメインにするのはNGです。
また親自身が偏食だと、偏った食材ばかりが食卓に並びます。
親が「この味がイヤ」「食感が嫌い」などのネガティブな言葉を口にすると、子供もその食品によいイメージを持てません。
体質な原因
子供の体質が原因で、偏食になる場合があります。体質的な原因とは、アレルギーや発達障害。
とくに発達障害は味覚が過敏であるケースが多く、偏食を治すことは簡単ではありません。極端な偏食が見られる場合は、医師に相談するとよいでしょう。
子供の偏食の改善方法
子供の偏食を改善したい時は、成長にあわせた対応すると成功率が上がります。
「食べるって楽しい!」「食べてみたい!」と感じるように、親がさりげなくサポートしましょう。
1.調理方法を工夫する
食材そのものを強く拒否する時は、食感を変えて調理してみましょう。
とろみをつける、細かく刻む、蒸す、などの調理法に変えてみると、食べやすくなります。
小さく刻んでハンバーグに混ぜる方法がありますが、この方法では嫌いな食材を克服しにくいのが難点です。
小さく刻んで混ぜる時は、徐々に食材の大きさを変える工夫が必要です。
2.ひと口チャレンジ
嫌いな食材だと、いきなりたくさんの量は食べられません。
まずはスプーン(もしくはフォーク)にひと口分だけを乗せて、「ひと口だけ頑張ってみようか」と誘いましょう。
イヤ!と強く拒否した時は、ひと口の量をうんと減らして、食べられる量に変えましょう。子供が納得できる・頑張れる量にすることが成功のコツです。
食べられたら「頑張ったね!」とたっぷり褒めると、子供も「頑張って食べられた!」と自信がつきます。
これを繰り返していると、一口の量が少しずつ増えてくるはずです。
3.一緒に料理を作る
料理を一緒に作ると「食べること」に興味がわきます。
まだ料理が作れない年齢の時は、混ぜるなどの簡単な作業をお手伝いしてもらいましょう。ママやパパと楽しく作れば、子供は「おいしい!」と感じます。
4.子供の味覚の変化を待つ
どうしても偏食が治らない時は、食べられる食材で栄養をサポートするのも一つの方法です。
ただし、食べなければ好きになるチャンスも逃します。
嫌いな食材を遠ざけるのではなく、無理強いしない範囲で嫌いな食材にチャレンジする機会も作りましょう。
成長とともに偏食が治る場合もある
人間の味覚は、年齢とともに変化します!以前は食べられなかった食材も、友達と一緒に食べるとおいしかった、久しぶりに食べると食べられた!なんてことは珍しくありません。
「この子はこれが嫌い」と決めつけずに、ゆったりと見守ることも必要です。
子供の偏食は気長にサポートしよう
子供の偏食は、ママにとって頭が痛いですよね。
私の娘も偏食かつ小食だったので、入園前はとても心配していました。しかし入園後、お友達と楽しく昼食を食べることで、偏食も小食もアッサリ卒業できたのです。
偏食はすぐに治るものではありません。
ママはさりげなくサポートしつつ、気長に見守ってあげましょう。